途中からの飛び入り参加でプレイヤーが1人増えました。
アンチョビ・ドントパニックはサカロス神に仕える神官である。街でエマ・ローズワースの捜索を請け負った彼は彼女が行方を絶った山中へと足を踏み入れた。すると彼の周りにピンク色のもやが立ち込める。
「む、さっき飲んだ酒が回ってきやがったか? まあよくあることだな・・・」
そっとぼけたことを言っていると見る見るうちにモヤは濃厚になり、気がつけばアンチョビは妖精郷へと足を踏み入れていた。
「むぅ、気がついたら見覚えのない場所にいると言うのも珍しいことではないが、ここは妙な場所だな」
目の前には切り立った岸壁に囲まれた湖の真ん中に立つ小さな建物がある。
「ふむ、とりあえずあそこで話を聞いてみるとするか」
声をかけて建物の中に入ると中には数人のケットシーとナイトメアの女性、おそらく男性だろう、リルドラケンがいる。アンチョビに気がついたケットシーの一人が声をかけてくる。
「ようこそ <天の及ぶところその悉くに並ぶ者なき叡智と、~中略~“妖精女王”アラマユ・ハメスガダラス様が、この世に生み出した至宝、荘厳にして優美なる妖精たちのための永遠の楽園ーー妖精郷> へ!ボクの名はグラタン。アラマユ様から管理人を任されているケットシーだよ。」
その長い挨拶を二と俗の二人は後ろで生暖かい目で見ている。
「とりあえず、酒はあるか?」
「残念ながらお酒は無いなあ、お茶だったら用意するから待っていてよ。」
「むう、やむを得んな」
案内されるまま、席に座る。
「拙僧はアンチョビ・ドントパニックと申すもの。人を探しているうちにここに迷い込んだのだがここはいったいどこなのだ?」
先客らしき二人に声をかける。人族ならばいろいろと話も聞けるだろう。
「私はルデル・アームストロング。こっちは弟のアデル。ここは妖精郷だ。私達は妖精郷を探していてここにたどり着いたのだが、そちらは違うようだな。」
「いったいだれを探しているんだい?」
「エマ・ローズワースと言う御仁だ。若い女性で数日前から行方不明なのだが・・・」
その名前を出すと二人は何か思い当たった様子だ。
「どこかで聞いた名だな。いったいどこだったか?」
「姉さん、帽子とハンカチを拾ったじゃないか、アレに刺繍されていた名前だよ」
「ああ、そういえば。 帽子は泉につけたら溶けてしまったが・・・百合に花畑にいる女性の姿が見えたのだったな」
どうやら、この妖精郷に迷い込んだのは無駄足ではなかったらしい。
「その話、詳しく聞かせていただけないだろうか」
……


「どうやら、エマ・ローズワース嬢がこの妖精郷にいるのは間違いないようだ。二人は妖精郷を回っていると言うことだが俺も連れて行ってもらえんかね? これでもサカロスに使える神官だ。役には立つぞ」
「……サカロス…だと? スカウトとサージのレベルは?」
「もちろんともに5だ。そして幸運のお守りも装備しておる」
「戦利品判定+4だと! ……一緒に行きましょう!」
こうしてアームストロング姉弟に新たな仲間が加わるのだった。

アンチョビ・ドントパニック
プリースト(サカロス)4
スカウト5
セージ5
アルケミスト2